普段からついやってしまっていることはありませんか?
楽器はとてもデリケートなので、 長く愛用するためには きちんと楽器の性質について知り、正しく保管し、お手入れをすることが大切です。
日頃からお手入れをする事で、付着する汚れや劣化などを防ぐことができます。
そこで、楽器を扱う上で日頃から気を付けるべきことをご紹介致しますので、是非チェックしてくださいね!
もくじ
1.演奏前には手を洗おう!
人間の手は、手汗や食べ物などからの汚れが付着していることが多いです。
そうした汚れが楽器の部品に付くと、跡が付いたり、錆びたりする原因になります。
そのため、楽器の演奏は手を洗って、しっかり水気を取ってから行いましょう!
2.演奏前にはチューニングをしよう!
演奏前にチューニングすることが基本です!
室温や気温によってチューニングは左右されますし、例えば家から教室まで来るときの持ち運びでペグが回ってしまったりすると、演奏する時には音がずれています。
ずれたチューニングのまま演奏をしてしまうと、その音程が正しい音程だと認識してしまい、音感が悪くなってしまいます。
せっかくカッコいい演奏をしていても魅力半減です…。
私もそうでしたが、初心者の頃はやり方も分からないし、合わせるまで時間がかかるし、チューニングが億劫になってしまいがちですね。
チューニングにも練習が必要です。毎回する癖をつければすぐ出来るようになりますよ!
3.保管環境に気を付けよう!
楽器は木材や金属といった、環境に影響される素材を使っていることが多いです。
そのため、日当たりのよい窓際や、風呂場の近くや、海からの潮風が吹く場所、水滴や油滴がかかりそうな場所などの劣化が進みやすい場所には置かない方がいいでしょう!
最適な保管場所は、風通しの良い日が当たらない場所です。
湿度・温度共に安定しているので劣化が進みづらいです。
暑い日の車の中で長時間放置は絶対ご法度ですよ!
ケースに入れず楽器スタンドやハンガーで保管をする場合
特に部屋の温度、湿度には気をつけましょう。
長期間立てかけて保管する場合、スタンドのゴムの部分がネックの裏やボディーにこびり付く事がありますので、スタンドと楽器が設置する所をクロス等でカバーしてあげましょう。
ケースに入れず楽器のまま壁に立てかけたり、床に寝かせて置いたりすると、ネックに負荷がかかりネックが反ったりねじれたりするので、是非気をつけて下さいね!
ケースに入れて保管をする場合
湿度調整剤を入れておくといいでしょう。
湿度が高い際は湿気を吸い取り、乾燥している場合は水分を吐き出して湿度を調整します。
ケース内の湿度を一定に保ち、湿度による楽器へのダメージを軽減します。
物にもよりますが、半年から一年効果は持続します。
フェルナンデス DR.DRY 湿度調整剤 楽器用
4.演奏後には弦と指板についた皮脂をクロスで拭き取ろう!
日常のお手入れの基本です!
練習後にはクロスで指板、ボディ、弦を必ず拭き取りましょう!
弾いたあとそのままにしておくと必ず数日で弦が錆び始めます。
演奏中も定期的に拭くことで、弦を長持ちさせ、フレットの錆を防ぐ効果があります。
フレットが傷んでしまうと正確な音程がとれなくなってしまうこともあります。
楽器でもっとも汚れる部分はネックや指板の部分です。
細かく弦を押さえている指板には、手の皮脂汚れが必ず付着することになります。
それらの汚れはこまめに拭きとる必要があります。そうしなければ弦が錆びるのが早くなったり、フレットが錆びてしまったりすることもあります。
ウクレレはナイロン弦を使用しているので弦が錆びる事はありませんが、指板やフレットにも皮脂が付着してしまうので拭きましょう。
写真のように一番下の4弦だけワウンド弦(巻弦)のLow-G弦に張り替えてる方は、錆びてきますので演奏後はクロスで特に拭いてあげましょう。
写真のように弦自体茶色く劣化していき、フレットも青緑っぽく汚れてきます。
クリーニング マイクロファイバー クロス
まとめ
【初心者】楽器を扱う上で日頃から気を付ける事【エレキ、アコギ、ウクレレ、ベース共通】については以上になります。
いかがでしたか?慣れてしまえば、すぐに出来る事ばかりです!
長く楽器を使うためにも、大切に扱ってあげましょうね!